ダイブログDIVE LOG

クダゴンベ

2011.07.01 12:18


天気: 気温:25℃ 風向:西  
ナギザキ 水温:22~17℃ 透明度:12~8m
地蔵岩  水温:21~19℃ 透明度: 7~5m

上がり始めた水温も元通り。
ナギザキの深場にいたっては17℃ と、冷たい水。
須江の海は油断なりません。

先日見つかったクダゴンベ きれいなところにちょこんと。




ナギザキ:キシマハナダイ・クダゴンベ・オルトマンワラエビ
      サクラダイ・ケラマハナダイ・イサキ群れ など

地蔵岩 :アオリイカ産卵 など

カエルアンコウyg+愛の劇場 番外編

2011.07.03 14:23


天気: 気温:28℃ 風向:西南西(微)  
地蔵岩  水温:22~20℃ 透明度: 7~5m
ムロバエ 水温:22~19℃ 透明度:10~7m

今日の地蔵岩はやや流れあり。
砂地のカエルアンコウ達は流れの影に必死に隠れていました。



ムロバエの【サメ穴】に今年もやってきました!
ドチザメが約20匹入ってるようです。
       ↑↑ 本日ご利用ダイビングショップ『ひょうたん島』様情報


では、海洋写真家・阿部秀樹監督【愛の劇場 番外編】
『阿部用務員は見た!! 愛の夫婦 危機一髪』

須江の人気者「ミジンベニハゼ」、この時期は夫婦そろって子育てに忙しい。
産卵は6月から10月頃まで、1シーズンに10~15回も産卵する。

ミジンベニハゼの夫婦はちょっと面白い。
母さんはビンの入口に“どんと構える”
餌が流れてくれば外に出て自由にお食事。
卵の世話はまるっきり父ちゃん任せの有閑マダム状態。

一方、お父さんはビンの中で来る日も来る日も卵の面倒を見ている専業主夫。
“かあちゃん”を押し退け食事に出ようとするが中々外に出してはもらえない。
恐妻家と言おうか、魚の世界も厳しいな~。

そんなミジン君に一大事・・・。6月のフォトセミナー中に起こった出来事。
受講生の脇の下から垣間見た緊迫の状況を用務員・阿部がお伝えしよう。






*写真解説:マトウダイ斜め後方からライティングをして立体感を出しています。



*写真解説:主役はあくまでもマトウダイ。なのでミジンベニハゼは
アウトフォーカスにしてマトウダイの眼にピントを合わせ臨場感を出しました。



*写真解説:顔を出しているのは雌、ビンの入り口奥に透けて見えるのが雄。

その後・・・
数分間のにらみ合いの末、マトウダイの子供はスーっと去って行ったのでした。
(安堵もあり、もうちょいこの先を見たかった残念でもあり
今回の滞在中もっとも燃えて緊迫感があるひと時でした。
これだから海ははやめられないんだな~。
須江の2大キャラのミジンベニハゼとマトウダイ。
両方とも元気に育って又楽しませてね。 ちゃんちゃん!!


地蔵岩 :カエルアンコウyg・マトウダイ・ミジンベニハゼ&卵
      タツノイトコペア・オドリカクレエビ・オオモンカエルアンコウ など

ムロバエ:アオブダイ・イサキ群れ・キンギョハナダイ・カンパチなど

コケギンポ

2011.07.04 15:52


天気: 気温:25℃ 風向:西南西(強)  
地蔵岩  水温:21~19℃ 透明度: 7~5m
犬飼の浜 水温:22~19℃ 透明度: 7~4m

南西の強い風が吹き荒れましたが、風影にあたる地蔵岩は穏やかなものです。
もう7月ですので、もう少し水温が上がってほしいのと、
濁りがとれてくれれば・・・

地蔵岩のアオリイカ産卵ショーは終息模様。
残された大量の卵は順にどんどん旅立ちが始まっているようです。
卵の中の赤ちゃんの姿を肉眼ではっきり見ることができます。



地蔵岩にはコケギンポがいっぱい居ついている岩があります。
10匹以上いるかな~
同じように見えてもじっくり観察すると、もちろん色も大きさも・・・
臆病もんだったり、威嚇してきたり。
遊んでくれますよ

地蔵岩 :ミジンベニハゼ・カエルアンコウyg・ハナガサクラゲ・マトウダイ
      アカホシカクレエビ・オオモンカエルアンコウ・コケギンポなど

犬飼の浜:ネコザメ・トビエイ・アカエイ・スナダコ・オドリカクレエビなど

ネコザメ

2011.07.05 17:32


天気: 気温:28℃ 風向:西  
地蔵岩  水温:22~18℃ 透明度: 8~5m
犬飼の浜 水温:22~19℃ 透明度: 6~4m

明け方までの暴風で今日はどうなることかと思いましたが、
ポイント地蔵岩と犬飼の浜は影響少なく潜ることができました。

終息かと思われたアオリイカの産卵行動は、
お昼頃に12匹も集まって行われていたようです。
この先もまだ期待できそうですね。

犬飼の浜のネコザメは手乗りサイズから1m級までいっぱいいます。



昨年の秋にネコザメの群れが見つかったこのポイント。
隣のポイント『コワリ下』と合わせ、あと3カ月ほどこの一帯で
確実に見ることができたら、
「ネコザメは1年を通していつでも何匹にでも出会えます!」と、
大声で言えそうです・・・さぁどうなることでしょう


地蔵岩 :ミジンベニハゼ・カエルアンコウyg・ハナガサクラゲ・マトウダイ
      アカホシカクレエビ・オオモンカエルアンコウ・コケギンポなど

犬飼の浜:ネコザメ・トビエイ・アカエイ・スナダコ・オドリカクレエビなど

まだ梅雨ですね。

2011.07.06 13:29


天気: 気温:25℃ 風向:南西 
ナギザキ 水温:22~18℃ 透明度: 10~4m 
地蔵岩  水温:22~20℃ 透明度: 8~5m
オオバナ 水温:23~21℃ 透明度: 8~5m

ナギザキではイサキが群れとなって夏を感じさせています。
イトヒキベラ、アカオビやケラマハナダイも素晴らしい婚姻色でギラギラしてます。
オルトマンワラエビでもバックが変わるとそれなりにきれいです。



そして、アカオビ、ケラマハナダイの婚姻色もきれい。



ただ、ピントが来ないんですよ。1カットでは至難の業。
何カットも狙っていただきたいです。

2本目の地蔵岩はミジンベニハゼ狙いで行ってきました。



やっぱりビンのミジンが一番ですね。
後ろからライトを当てて写したりして遊べますよ。

卵も色が変わってきてもうすぐ産まれそうです。


こんな感じ。
アオリイカの産卵床も確認してきましたが・・・来ていませんでした。
潮汐や時間帯や真水の入り具合、水温など、もっとデータを集めないと産卵のタイミングが分かりませんね。

3本目は、オオバナからエントリーしてコワリ下まで泳ぎました。
もっと遠いのかと、いやいや、結構近く感じました。
ネコザメは一匹もいない。やっぱ犬飼の浜がいいみたいです。
きれいだけどどう猛なキイボキヌハダが動き回っていました。



さあさあ、早く梅雨明けして真夏を感じたいです。
もうちょっとでしょ。ジトジトするのもね。

ミジンベニハゼ

2011.07.07 17:29


天気: 気温:25℃ 風向:南西 
地蔵岩  水温:23~19℃ 透明度: 8~5m
犬飼の浜 水温:23~21℃ 透明度: 7~4m

ワンパターンと言われつつある地蔵岩のミジンベニハゼ。
今は狭いエリアに4か所にて観察できます。
4つとも1ダイブでじっくり狙えますよ。



浅い方に設置したアオリイカの産卵床、今日は2カップルと雄が1匹。
雌の奪い合いまでは発展しなかったけどゆっくり観ていられました。

二本目は、ネコザメの犬飼の浜へ。
7匹居ました。小さい個体は20cmくらいかな。かわいいです。
年間通じてネコザメが観察できるなら、それなりに楽しいですね。

梅雨明けだぁー!

2011.07.08 15:46


天気: 気温:27℃ 風向:南西 
ムロバエ  水温:23~18℃ 透明度: 12~6m
白野ビーチ 水温:23~21℃ 透明度: 9~5m

近畿地方、梅雨があけましたね。
さあ、夏です。ブルーウォーターダイブのベストシーズン到来。
で、今日の1本目は外洋のムロバエ(シックスフォーティ)です。



濁りがあるもののイサキ、タカベの群れはとてもきれい。
ドチザメもカンパチも観れませんでしたが地形好きなゲスト様だったので、
『よし』と言ってくれました。よかった。

ところで、ここ串本では【カシノハギ】と呼ばれてお寿司屋さんで人気な魚。
実は【ニザダイ】なんですよね。ニザダイはサンノジとも釣り師には呼ばれています。
それは尾びれの付け根に3本の黒い三角があるからだそうで・・・?
【カシノハギ】はニザダイでも4本の黒い三角がある、と、聞いていました。


結構しっかり、4つありました。
その瞬間、おいしそうだ、なんて、思ってしまったんです。馬鹿だな。

二本目は、スクールで利用する白野ビーチへ。ダイブタイム62分。
スクールチームからの情報でツバクロエイがいてる、と、聞きつけ。


ワイドレンズがほしいですよね。何かわかりませんよね。
一応、ツバクロエイの頭?で、目がありますよ。水深4mです。
その後は、ひたすら沖へ泳ぎ、ネジリンボウエリアまで行ってきました。
1個体しか見つけられませんでしたが、多い時は10匹以上確認できます。
ただ、エントリーしてから遠い。489mくらい沖です。


良い画像が写せませんでした。下手やな。
ネジリンボウエリアにはヨコシマエビなども居て楽しいけれど、
遠い。489m沖で水深11m。
泳ぐのが、お好きなゲスト様はリクエストいただいてもいいですよぉ。
ただ、往復978mありますけどぉ。

青い空は夏の証

2011.07.09 16:52


天気: 気温:27℃ 風向:南西 
地蔵岩  水温:22~18℃ 透明度: 8~5m
ナギザキ 水温:22~17℃ 透明度: 9~5m

夜は網戸から涼しい風が心地よくゆっくり休めます。
明け方は寒いくらい。いい季節になりました。
日中も素晴らしい青空のもと、冷たく緑色の海に包まれて楽しんでおります。

ダイブプランはいつものパターンで『ジゾウナギ』
ナギザキはやっぱりキシマハナダイですかね。今日は機嫌が良かったです。


画像は、あとむさんに頂きました。
まあ、透明度がどうこう言う被写体ではありませんが水深37mは暗い。
ターゲットライトは嫌がるので皆さん悪戦苦闘しているキシマです。

根のトップ近くでYumiちゃんに教えてもらったイロ。


Yumiちゃん、スーッと僕に寄ってきて左手首を、グイッ!
僕のダイコン見て、僕を人差指で『来い!』男らしい!
素直について行ってしまいました。女らしい僕やわ。

さあ、夏ですね。でっかい台風が来なければいいのになぁ。

緑色の海と父の愛情

2011.07.11 16:31


天気: 気温:27℃ 風向:南西 
ナギザキ 水温:22~17℃ 透明度: 8~4m
地蔵岩  水温:22~20℃ 透明度: 6~4m
ムロバエ 水温:23~21℃ 透明度: 8~5m

今日のナギザキのキシマハナダイ雄は3個体で、それぞれの家族がいます。
気がついたのは子供がいること。当然雌なのですが1cmくらいでチョコチョコ泳いでかわいいです。
そんな子供を自由にさせといていいのかぁ・・・
お父さんとお母さんは離れた場所で仲良ししてる。


このご夫婦、ご機嫌もよろしくて寄らせてくれました。

クダゴンベを探しにウミカラマツへ行くとシマヒメヤマノカミがお座りしてます。
綺麗な赤と胸鰭のブルーラインです。


バックは緑色の海。それはそれで綺麗だけど・・・

二本目はゲストのYTさんが『アオリイカ一本』と気合十分。
マクロからワイドへ変更して地蔵岩へ行ってきました。
なんと、浅い方の産卵床14mに二人ともじっと動かず55分。
水温20度、さすがに心身共に冷えました。
でも、入れ替わり立ち替わりアオリイカが来てくれたのでよかったよかった。


アオリイカ狙いの最中にコスジイシモチが口内保育。
大変やなぁ、お父さん。
キシマの父さんとは子供に対する愛し方が違うね。

明日はブルーウォーターにも行ってきます。
B-Logも見てくださいね。


須江夏!

2011.07.12 17:10


天気: 気温:26℃ 風向:南西 
地蔵岩  水温:23~21℃ 透明度: 5~3m
犬飼の浜 水温:23~21℃ 透明度: 6~3m
ナギザキ 水温:23~20℃ 透明度: 6~3m

アオリイカはいつまで産卵を続けるのでしょう。
今日も7ペアを確認して、何度か産みつけています。
ただ、雄が産卵床を確認に来て、雌を連れてくる。
でも、雌は気に入らないのか産みつけない。そんなシーンが多いです。


相変わらずのグリーン。雄が確認に来た時です。


少し青く画像修整しました。雌が海に来た時です。
まだまだ分からない事ばかりですが、観察を続けます。

二本目はネコザメ狙い。
もう濁っていようが、緑色であろうが、気にならなくなってきてます。
ゲスト様はびっくりされますが二本目になると平気のご様子。
人間の生物多様性。かな。


大きなトビエイ。
ネコザメも大・中・小とゆっくり楽しみました。
最近、犬飼の浜のアンカー近くでいつも見かける養殖だったマダイ。
寄ってきます。
下からライティングしてちょっとグロテスクに写してみたいって思いましたよ。



まだまだ濁りは取れそうもなく、水温も21℃前後をキープ。
それが須江の夏と言えば、須江夏です。

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